災害時「紙」を食器変わりに!ラーメンも食べられる?!作り方をご紹介

防災知識

災害で食器が全部割れてしまった時、どうやって食事をしたらいいか知っていますか?

あなたの周りにある身近な「紙」が食器代わりになるんですよ。

新聞紙・折り紙・画用紙などが、「お皿」として生まれ変わります。
ご飯やカレー、ラーメンも食べられます。

作り方はとても簡単。
実際に、食べてみた感想と最後に作り方をご紹介します。

意外と食べやすい?紙食器とペットボトル食器

使うのは、「紙食器」と「ペットボトル食器」のみ(お箸は除く)

普段の陶器の食器は一つもありません。
今回は、画用紙と折り紙で「紙食器」を作ってみました。

これでは食べられないので、早速ビニール袋をかぶせます。
まず、「ご飯」と「唐揚げ」と「サラダ」

マチもたっぷりあるし、「ご飯」も「唐揚げ」もとても食べやすかったです。

ご飯を入れた時点で「特に問題はなさそうだな」というのが最初の印象。
普通の食器のような感じで、食べることができました。

お次は、ちょっと汁物の「カレーライス」

ついでに、こちらはちょっと細工をして、「紙パックスプーン」で食べてみました。

「紙パックがスプーンに!?」と最初はビックリ!

「いや~、コレはさすがに食べづらいでしょ~」なんて思っていたんです。
ところが、意外や意外とても食べやすかったんです。

テレビを見ながら、いつの間にか食べ終わっていました。
コツは、少し先を尖らせると食べやすくなりますよ。

コチラのカレーも特に問題なく食べられました。

お次は、一番難易度が高い「ラーメン」をやってみました!

スープを注いだ時に「下から漏れるのでは?」と、不安でいっぱい。

恐る恐るラーメンを入れましたが、特に問題はありませんでした。
食べる時も、普通に食べることができました。

ただ、持って食べるのはやめたほうがいいかもしれません。
底が熱いし、紙が柔らかくなっているため危険です。

置いて食べたほうが、マチがしっかりあるので安心して食べられます。

お次は「紙食器」ではなく、「ペットボトル食器」で「わかめうどん」を食べてみました。

「ペットボトル食器」は、すごく食べやすかったです。

元々がペットボトルなので、「漏れる」心配がありません。
ただ、「ペットボトル食器」は、見ての通り丸い為少し不安定さがあります。

転がらないように、食べる際には気をつけて下さいね。

たった一枚の「紙」や「ペットボトル」が、形を変えてお皿になります。
中々面白いと思いませんか?

紙食器の作り方

新聞紙やチラシなど、お好みの紙を用意してください。
折り方はコチラ。

  • 十字に折り目をつけます(左上)
  • 中心に向かって折ります(右上)
  • 全部折ります(左下)
  • 真ん中に向かって左右に折り目をつけます(右下)
  • 左右を広げます(上)
  • 真ん中に向かって折り目をつけます(中)
  • 両側を立たせて折り込んでいきます(左下)
  • 反対側も折り込みます(右下)

コレで出来上がり。

ペットボトル食器の作り方

ペットボトルを1本用意します。

大きさはお好みで。
写真のように、カッターで切れ込みを入れます。

切れ込みは、あまり深く入れないほうが良いでしょう。
汁物を食べたい時にこぼれてしまいます。

食べ物によって、加減してみて下さい。

紙パックのスプーンの作り方

紙パックを1つ用意します。

まず、頭の部分を切り離します。
本体の部分を半分にし(左)、更に半分にします。(右)

底に向かって斜めに切っていきます。
角度は好みで、食べやすく少しつぶせば出来上がり。

実際に、チャーハンを食べてみました。
結構しっかりしているし食べやすいんですよ。

まとめ

「紙食器」の良いところ

  • 洗い物不要なので、節水になる
  • 食べ終わったら捨てられる
  • 簡単に作れる

「こんな使い方もあるんだな~」と、とても勉強になりました。
この経験がなければ、こんな使い方は頭に浮かばないと思います。

こういうちょっとした事を「知っているか、知らないか」

そのちょっとしたことが、災害時に役に立つのかもしれません。

後、思ったことは、ビニール袋やラップの大切さ。
普段からとっておくと、色んな場面で役に立ちそうですね。